西日本一周 その6

これを書いているのは6月なのですが、僕は昔からあんまり6月が好きじゃないのです。梅雨だし、祝日もないし

なにより僕は6月になると毎年何らかのよくないことが起こります。1年の時は原付で右折してきた営業車にひき逃げされ、2年の時は警察に捕まって2万円を奪われました。3年の時は軽トラと正面衝突。今年は何が起こるのかと思ったらなんと普通自動車の仮免許試験に落ちて追加で一万円を支払う羽目になりました。多分今後もそうなんでしょう。でもそれでいいのです。クソみたいな6月を過ごすことによってその後に控えている7月、8月、9月が死ぬほど楽しく思えるのならまあトータルで見れば許せなくもないのです。

僕が人間の得る快楽というモノを相対的なものだと考えるようになったのはこういう体験があったからなのかもしれません。

 

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西日本一周 その4

 

最近就活でよく自分のやってきた事を振り返る事がありますが、自分の感情や価値観を明確に何かしらの媒体で表すというのは結構楽しいものです。

そういう意味では企業に送り付けるエントリーシートも、深夜テンションで書き殴るこのブログもそう内容に大差はありません。とどのつまり、100人が無難に受け取るような伝え方より、たった1人でも僕の感情に共鳴してくれる伝え方しかしたくないし、それ以外できないんです。

不器用で偏屈な生き方と言えばまあその通りですね。でも少なくとも今の自分はこの生き方に「納得」する事が出来ます。

 

 

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デジタル時代と紙のアルバム

たまにどうでもいいことを書きたくなる時ブログって便利ですよね。今回はそんなどうでもいいことをただ書き連ねた記事です。

 

僕は毎年年度末にその一年を振り返ってアルバムを作ります。紙の写真を一枚一枚印刷して布張りのアルバムに収めて一年間の思い出集のようなものを作ります。それを誰かしらお世話になった人に送り付けます。基本的に作ったアルバムを僕が持ち続けることはまずありません。

今回はそんな時代遅れのアルバムについてのお話。

 

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西日本一周 その3

人にどうやったらきれいな写真を撮れるのか聞かれたとき、僕は大抵こう返します。

「音楽を聴きながらリズムに乗ってシャッターを切るんだよ」

「目の前にある景色を自分なりのフィルターをかけて撮るんだよ」

「命を懸けて旅をするんだよ」「自分が晴れ男だと強く確信を持つんだよ」

 

すると大体みんな何をのたまってるんだコイツは?というような視線を向けてきます。

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西日本一周 その2

こうしてブログを書きながら昔の旅の記憶に思いを馳せる時が僕は結構好きなのです。

 

 

大体記事にする旅は執筆時からおおよそ半年から一年前の旅が多く、旅先で書いたり、帰ってきてからすぐ書いたものは一つもありません。

僕がこのブログを始めた理由は確か免停の憂さ晴らしだったような気がしますが、今となっては自分自身の過去を振り返るために書いています。

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西日本一周 その1

大学二年生の7月、いつも通りのモラトリアムな日常にすっかり慣れてきたころ、いつも通り大学に行きゼミでうだうだしていた時、ケータイをポチポチしていた僕に近づいてくるのはゼミの先生。

なぜかニヤニヤしながら近づいてくるのでケータイをしまい多少心構えを取って第一声を待っていると、その先生はニヤけた顔で開口一番にこう言い放ちました。

 

先生「夏休みに鹿児島で実習するからバイクで来てね」

僕「わかりました」

 

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