西日本一周 その8

 というかもうねぇ、文章を書くのがめんどくさいんですよ。

写真だけこう、バババッと載せて終わりでいいんじゃないかなって思ったりするんですがそれもうブログじゃねえなってなるので嫌々文章を書きます。

朝起きて眠い目を擦りながら夜明け前の薄暗い道の駅を出て走る事およそ5分

鍋ヶ滝に来ました。誰もいない受付ゲートに金を置いて入ると案の定見物客も誰一人いませんでした。

ここがどういう滝かというと 、

 

 

滝の裏側に入れるんです。まあそれだけなんですが、この夜明け前の滝の裏側で一人ぼけーっと佇むのが結構好きなんですよね。多分昼間行ったらめちゃくちゃ人居るんでしょうけどこの時間帯だけは貸し切りみたいなもんです。

 

 

これ正面から見た滝ですね。こうして見たらまあ普通の滝です。

滝見物もそろそろ飽きてきたので次行きます。

 

こっからもうめちゃくちゃ楽しいんですよ。もう阿蘇は数えきれないくらい行ったんですが、毎回久住高原から阿蘇に入るんですよ。それがもうなんて言うんですかね。

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これね、ゴールデンルートなんですよ。神の様な景色しかない。いやほんとに。どれぐらい素晴らしいかはもう写真を見たらわかるんですよ。

 

 

今回は小国町からのスタートなので一旦わざわざ久住高原まで戻ってからこのルートに入ります。それだけする価値があると強く確信しています。

 

 

これね、一つ目の緑丸のとこ。もうこの時点で気分がスパーキングするんです。

このルートの何が凄いって、素晴らしく段階を踏むんですよ。阿蘇ってカルデラ地形なんで町全体が外輪山に囲まれてるんですが、

このルートを通ると1の外輪山の手前からもう楽しくて、2の外輪山抜けてミルクロード走ってると大草原キタ――(゚∀゚)――!!ってなって、3の大観峰でなんだろ、精神がこうグワッと解放されるんですよ『あぁ今おれは地球で生きているんだな』って感じで。

能書きは置いて、1300mの牧ノ戸峠をぶっ飛ばして外輪山を抜けると。

 

 

これね、遠くの方に阿蘇山が見えてるんですが、その手前がもう一面大草原なんですね。今から自分がこの眼下に広がる大地をバイクで疾走するって考えたらこの時点でもう鳥肌が立つんですよ。しかも天気が最高にいい。文句ないんですよ。何一つ。

 

 

草原を駆け抜ける前に大体高原入口のレストハウス三愛で朝ご飯という名の試食品を食べます。これも定番のルーティンです。くまもんのこのどう見ても足が地面についてないTシャツを買ってしまいましたが後悔はしていません。

 

こっから2のミルクロードです。

 

 

凄くないすかこれ、風ですよ風

途中道端にバイク止めて写真撮ってると同じようにバイク乗ってる人たちが通り過ぎていくんですが、みんな一様に天国行きそうな顔してるんですよね。

多分天国なんですよここ。

 

ゴールデンルートのフィナーレは阿蘇の町並みを一望できる大観峰

 

 

以上阿蘇のゴールデンルートでした。

大観峰を見て終わるくらいでちょうど日が西に傾き始めるので市内に降りて飯を食うのも毎回の定番です。

 

 

八月の後半ともなるとこれくらいの時間はもうだいぶ涼しくなってました。

金色の稲穂が風に吹かれて頭を揺らす度に秋の気配を感じます。

そろそろ晩ご飯を食べましょう。

 

 

これねぇ、キッチンなんですよ。

阿蘇は九州でも随一の湧き水地帯で、カルデラ内部の至る所に豊富な水量を噴き出す水源があちこちにあります。ここポケットパーク湧水もその一つで、もう普通に住宅地の一角で噴水の様に水を噴き上げていました。

 

 

激しい水汲みの様子。この日の夕飯はカレーうどんでした。

これ別にふざけてるわけじゃなくてここが一番水汲みやすいんですよ。

 

 

二つある水の汲み取り口のもう一つはあまりにも勢いが強すぎて食器が吹き飛ぶんです。

 

 

 

なんか変な河童のモニュメントを眺めながらカレーうどんを啜っているとどこからかカラスの鳴き声がします。こういう時に夏の終わりを感じるんですね。

この日の宿は阿蘇駅です

 

 

この阿蘇駅の噴水を見て激しい一日を終えるのも定番です。

毎晩ライトアップしてるんで20~21時の間は基本ここでぼけーっと噴水を眺めながら一日を思い返してニヤニヤしてました。

 

 

外のベンチで就寝。

やっぱり阿蘇はこう、写真を見て旅の記憶を思い返しても楽しいんですよね。マジでここで働きてぇって思える場所の一つです。