バンド de 性格診断
まずはじめにこの記事は旅とは全く関係ありません。
これから述べることはすべて僕個人の妄言であり、論理性や客観性は何一つないです。
読んでもこれからの人生に一切有益な情報はありません。
だからハッキリ言います。
この記事は読まないでください。
それじゃあ本題へ。
タイトルの通りですが、好きなバンド、よく聞くバンドでその人の性格を診断してみようというものです。
いろんなアーティストの楽曲を聴いていると、メロディや歌詞から何から何までもう全然違うんですね。
ひたすらにポジティブで明るい曲を歌う人もいれば、ひたすらに暗い曲で心を蝕んでくるような曲までもう本当にさまざまです。
それらの曲をじゃあどんな人がどんな時に聞くのでしょうか?
僕がその曲のメロディや歌詞を聴いて思ったことをもとに分布表にまとめて、勝手にそのアーティストを聴いているであろう人の特徴や心情を書き連ねていこうというのがこの記事の目的です。
あとここでの分類はその曲をどんなタイプが聴きそう?ってことを主体にしているので、例えばロックバンドのパンクロックと女性シンガーのバラードでも聴きそうな人が一緒だと思ったらおんなじ部類に入ったりします。
とりあえず自分が思う超客観的なこのアーティストを聴いている人はこんな人じゃないか?という表を作ってみました。
ちなみにここにあるバンドは基本的に大体聴きます。
ここにないバンドは僕が知らない、聴いたことがないバンドなので判定できません。
僕の個人的偏見を最大限詰め込んだグラフです。それじゃあまず各軸方向の解説を
聴いた時の心情
縦線のコレ、要するに曲を聴いて自分の事に置き換えて聴けるかどうかってことですね。
たとえば同じ恋愛の曲でも、他人事とは思えない歌詞に自分の過去の経験と照らし合わせてしまう曲と、まるで月曜九時のテレビドラマの様な完全に曲の中で一つのストーリーが構成されていて、それを第三者的に俯瞰しながら聞く曲があると思います。
ようするに曲自体が自分に寄り添ってきて自分の中の世界に組み込まれるか、
アーティストが創り出す世界観に自分が足を踏み入れるかの違いですね。
歌詞の内容
なかなか自分でも大雑把な分類だとは思いますが、恋愛主体の曲を書くアーティストとそれ以外って感じです。
その恋愛の曲も聴いた時の感情が、こんなドラマティックな恋をしてみたいという憧れと、自分の過去の体験と照らし合わせて、こんなことあったなあと追体験する二つに分かれます。
それじゃあゾーンごとの解説とゾーンを代表するアーティストの解説を。
ゾーンの名前に深い意味はありません。あくまでもイメージです。
卍ゾーン
僕が聴いた時に共通して言えるのは、あーこの歌詞自分も似たようなことあったなって部分が全くない所ですね。とにかくアーティストの世界観が全面的に溢れた曲が多いです。
曲中で語られるストーリーの中で起きている事を自分に置き換えれるかどうか?という点では4つの中で一番程遠いのがここです。
僕がこの辺の曲を聴くときは良くも悪くもその曲を聴いてアーティストの曲の世界に浸りきって、自分の気分を変えたい時です。
アーティストごとの解説を
ホルモンとフレデリックは自分の中でちょっと似てますね。
なんか気分がもやもやしたときにホルモンなら絶望ビリー、フレデリックならトウメイニンゲンを聴くと小さい悩みがどうでもよくなります。
要するに頭空っぽにして聴けるんですよね。で、聴いたら細かいことが消えてるという感じです。
聴き終わるとこんな感じでまあどうでもいいやって感じで
サカナクションは上二つよりは結構世界観が色濃く出てます。
曲調が上二つほどアップテンポではない分、歌詞とメロディがうまく絡み合って聞こえてくるという感じです。
例えるなら上二つがアゲアゲのパーティ会場で踊り狂いながらがぶ飲みするウォッカの様な感じだとするならば、サカナクションは、日付を回った繁華街の物静かなバーで飲むカクテルみたいな感じですね。
一曲当たりのインパクトは薄めなんですが、繰り返し反芻して聴いていられるのはサカナクションの曲の特徴だと思います。
僕が好きな曲は表参道26時で、これを聴いて歌詞の情景を思い浮かべつつ、夜の繁華街を走り抜けるのがすごい楽しいです。
卍ゾーンのアーティストが好きな人
上のアーティストと同じように自分の世界観を常に全面的に押し出しているので、周りをしょっちゅう困惑の坩堝に叩き込んでいると思います。
よく言えばセンスの塊、悪く言えば変わり者ですね。
一緒にいるとたまに理解できない言動をしますが、いちいち突っ込むのも無駄なので温かい目で見守ってあげましょう。
あと結構モテる人が多いです。僕以外
ここの人は黙っていてもオーラで主張が伝わってくるので、気の合うパートナーが見つかりやすいんでしょうね。
あと身の回りでこれ系が好きな人は自分を含めてみんな二輪に乗っています。
原付、普通二輪と違いはありますが、なぜかみんなバイクに乗っているんですね。
バイク乗り卍説という新説をいずれこのブログでも検証していきたいです。
卍はお話を聞いて気分を変える
サブカルは憧れが入ってくる
自分と曲の登場人物を同一視するかしないか
はいじゃあ次、サブカルクソ女
ここのアーティストも独自の世界観が強く押し出されていて、ハマる人はとことんハマります。
卍枠との違いは恋愛要素があるかないかくらいです。
後はここの枠の特徴として、ちょっと熱狂的なファンが多いというか、崇拝者が多い気がするんですよね。曲やらアーティストの私生活に影響を受けて、もう四六時中その人の曲しか聴かないとか、ファッションとか言動がめちゃくちゃ影響されたりとか。
自分の理想像や憧れを曲の中に見つける人がここの特徴です。
クリープハイプのエロや椎名林檎の丸の内サディスティック、スガシカオの19歳を聴いて、自分もこんな感じだなあと思う人はおそらく少ないでしょう。
でもこの曲みたいに爛れた生活を、退廃的な日常を送ってみたいと心の中できっと思っているはずです。
バンプとRADの初期もここに属します。
具体的にはバンプだとJupiter,RADだと二枚目の発展途上までが僕的には前期の区分です。両者とも前期の楽曲はいかにも思春期の若者が聞いたらドはまりするような曲ばっかり作ってます。
実際僕は中学の頃、バンプのアルエとRADのなんちってを聴いて一時期それしか聞いてませんでした。
思春期特有の欲求不満をため込んだ学生がこの辺の曲を聴いて、曲中の世界に浸りきっては、空想の中で自分を物語の主人公に仕立て上げて、何の変哲もない日常から現実逃避しています。
だいたい普通の人は大学に入ったあたりで、まわりの大多数であるパリピ軍団に自分を合わせるということを覚えて、サブカルチャーから離れていきます。
ですが残念なことに現実の世界にうまくなじむ事ができないまま外見だけ大きくなってしまった人が、気持ちだけでも大人ぶろうとして、より具体的に性や、ドロドロした恋愛事情を歌っているスガシカオや椎名林檎にはまっていきます。
これをもっとこじらせると、歌詞の世界観に取り込まれてしまい、変にかっこつけた、斜に構えた考えで意地でも主流から外れようとしてしまうようになります。
似合いもしないタバコを吸って大人ぶることで、周囲のはしゃいでるあいつらとは相容れないんだよ、という自分のちっぽけなプライドを保ったり
あてどもなく夜の繁華街を走り回っては外面だけ夜の街に染まったように見える自分自身に陶酔する甘味に酔いしれたりして、ますます痛い人になっていきます。
サブカルクソ女、ちょっと捻くれた生き方を中高校生のころから変えられない貴方
決してメインではない生き方をあえて選ぶことで自分の自尊心を保っているんではないでしょうか。
自分を押し殺してギリギリの精神状態でまわりと話を合わせながら、自分の好きなアーティストの曲の様な生き方に憧れて、ある人は煙草をふかし、ある人は夜遊びに明け暮れ、自分の鬱屈した日常をあの曲の主人公みたいに破天荒に、退廃的に、夢想的に生きてみたいと夢見ながら、日々を何となく過ごしている人。
それがサブカルクソ女です。
はいじゃあ最後はとっておきのメンヘラちゃん
パリピはもう説明するのがめんどくさいし、そもそもサブカルクソガイジ卍メンヘラ野郎である僕がパリピの事なんて理解できるわけがないんですよ。
パリピは大体誰かの誕生日に居酒屋で集まって騒いでコールかけてはゲロ吐いて、それがいかにも盛り上がっている、相手を祝えていると思い込んでいる、何かにかこつけてはアルコールでトリップする事しか頭にない脳内お花畑の自己満足野郎です。以上!!
パリピの説明終了です。
メンヘラゾーンは説明がちょっと難しい所で、僕もだいぶ悩みました。
まず分類をMy Hair is Bad&back numberとそれ以外に分類します。
まず倉橋ヨエコから。
これはもう紛うことなくメンヘラです。
最初はうまいことオブラートに包もうとしてみようと頑張ったんですが、無理でした。
この人の曲はそれこそもう9割が自己否定か失恋の事なんで、ちょっとごまかしようがありません。後の1割はなんか卵とじがどうのこうのっていうよくわかんない曲とかです。
でも僕が思うにこの人の歌はすごいハマる人にはハマるんですよ。
歌詞はお世辞にも明るい内容じゃないし、自分のダメな部分やこっぴどい失恋の事を歌っているんですが
最後まで聴いてみると、自分の良くない所やうまくいかない現実、それを認めてどうにか折り合いをつけた上で、なんとか生きて行こうっていう歌詞なんですよね。
今日も雨や、輪舞曲なんかはその代表だと思います。
僕の場合自分が落ち込んだ時に明るい歌を聴いて元気を出そうとしても、歌詞と自分の置かれた現実が乖離しすぎて、全然耳に入ってこないんですよ。
でも落ち込んだ時にこの人の曲を聞くと
そんなもんだろう、しょうがないかって感じで、別に元気は出ないんですよ、落ち込んだままです。問題は何一つ解決していません。
でも気持ちは楽になるんですよ。
うまくいかないけど、いいことないけどそれでも何とかやっていこうって感じで。
乾ききったギター、泣いているようなピアノの音と一緒に聴こえてくる歌詞はそれはもう暗い、救いようのない現実を歌っているんですが
ダメならダメなりに、うまくいかないならうまくいかないなりに、ふらつきながら、下を向きながら、自分の良くない所やうまくいかない現実を受け入れて生きて行こうって気分になるのが倉橋ヨエコです。
まあでもあなたがいないと世界に灰が降る毎日なんて歌詞普通の人は共感しないでしょうし
失恋して涙で街が沈むなんて曲を聴いている人は間違いなく病んでます。
テンプレの様なメンヘラですね。
じゃあさっきの分類で言うMy Hair is Badとback numberはなんなんだって話なんですが
結論から言います。
My Hair is Badとback numberを聴いてる人は
100%失恋してます。現在進行形か、過去数か月以内に。
それか昔の相手を未練がましく引きずっているか。
これはもうこの世の法則といっても過言ではありません。
太陽が東から昇るように、月が満ちては欠けていくように、形ある物がいつかは滅び去っていくように
マイヘアとバックナンバー聴いてるやつは失恋真っ只中というわけです。
僕の周りの友人ももうみーんな、テンプレのように失恋したとたんにマイヘアかバックナンバーしか聴かなくなりました。
僕自身はマイヘアもバックナンバーもほとんど聴きません
理由は単純で、古傷をわざわざほじくりだしたくないからです。
バックナンバーやマイヘアの歌詞はそれはもうストレートに別れた時の心情や未練がましい気持ちを歌っているんですね。
だからマイヘアとかバックナンバーを聴いて顔をしかめる人、結構いると思いますけど
そういう人って、口では歌詞が女々しいとか、これだからマイヘア系女子は~とかバックナンバー系男子は~とか真っ先に否定から入りますが、本当は違います。
本当はあの歌詞を聴いて自分のつらい記憶を思い出してまた苦しむのが嫌なんです
聴いたら思い出しちゃうから、それを無かったことにしようとして、別れた時の男女のリアルな心情を歌ったマイヘアとバックナンバーを否定しているんです。
じゃなきゃあんなアレルギーみたいに拒否反応を示すわけがありません。
バックナンバーとマイヘアを嫌いと公言している人がある意味一番影響を受けているのかもしれませんね。
じゃあ逆に好きと公言している人はどうなのか?
これはもうあれですね。蚊に刺されたときに思いっきりつねって痛みをごまかすやり方に近いです。
失恋の傷口が痛くて痛くてたまらないから自分の心情を歌った曲を聴いて、わざと落ち込んで、心をマヒさせているんです。
歌詞の世界に入り込んで、そのことだけで頭をいっぱいにしないと、現実の相手の事を考えてしまうから、曲中の仮の失恋劇に自分を投影することで、なんとか平静を保っているんです。
そういう意味では倉橋ヨエコとの違いは怪我をしたときに
傷口に漢方薬を塗りこんで直そうとするか、ナイフでさらに深くえぐって痛みを最大まで上げて何も感じないようにするかの違いですね。
長々と書き連ねてきましたが、メンヘラのあなたはちょっと引きずりすぎです。
人生は限りあるもので、その中でも若さと行動力を兼ね備えた上、いくらでも相手を見つけられる大学生活は非常に短いです。
とことん落ち込むまで落ち込んだらあとは野となれ山となれです。
うだうだ曲聴いて現実逃避する暇があるならさっさといい相手見つけて、パリピ軍団の方に移っちゃってください。
それでもなお忘れられないというならば、とことん引きずってやりましょう。
もしかしたら、ひょっとしたら、何てことが世の中にはいっくらでもあります。
とことん落ち込むまで落ち込んだらあとは野となれ山となれです。
人の気も知らず自分勝手に周りを振り回してばっかりな卍野郎も
自分の世界観に浸りきって殻から出てこようとしないサブカルクソ女も
他人の迷惑顧みず青春の響きに酔いしれるパリピ軍団も
未練タラタラ女々しさ100%のメンヘラも
みんな自分の好きな音楽が必ず一つはあるはずです。
そして自分が胸を張って好きと言える音楽があるということはとっても幸せなことです。
太陽が東から昇るように、月が満ちては欠けていくように、人が生まれては死にゆくように
人生には音楽が欠かせないんです。
音楽がない世界を想像してみてください
憧れの大人びた世界感に浸ることもできないし、うざったいことを全部忘れて頭空っぽにもできないし、カラオケで酔っぱらいながらタオル振り回したりもできなければ、傷ついた時にそばに寄り添ってくれる歌も一切ないんですよ?
そんな人生絶対嫌ですよね。
性格こそ違えど、人生に彩りと刺激を与える音楽を愛しているという点ではみんな似たようなもんですね。
どんな音楽であれ、その人をそのひとたらしめる大事な要素だと思います。
そこにジャンルは関係ありません。
みんな違う音楽を聴いているから面白いんです。これが結論ですね。
だから誰か僕に五月の蠅の解説をしてください